こんにちは、まるぶん不動産です。
不動産の仕事をしていると、誰も住まなくなった家、いわゆる「放置された家」の
片付け現場を見ることがあります。
動画などでも遺品整理や残置物撤去の様子はよく出ています.。
多いのは洋服類なんですが、
そして意外と多いのが食器類です。
食器棚いっぱいの皿やコップ。
「こんなにあったんだ」と驚くことも少なくありません。
でも、実際に一番困るのは何かというと、
“中身が入ったままのモノ”
です。
キッチンを片付けると、
- 調味料
- 缶詰
- 油
- 使いかけの洗剤
- 中身入りのビン
- 賞味期限切れの食品
などが大量に出てきます。
これが本当に大変。
ただゴミ袋に入れれば終わりではありません。
中身を出して、洗って、分別して、曜日に合わせて出す。
しかも地域によってルールが違う。
- 燃えるゴミ?
- 不燃ゴミ?
- 資源ゴミ?
- 小型家電?
- 粗大ゴミ?
考えるだけでも疲れてしまいます。
しかもゴミ置き場が遠かったり、回収日が月1回しかなかったりすると、処分はどんどん後回しになります。
まるぶん不動産自身も、頭に浮かぶ「処分しなきゃいけないモノ」があります。
- 小型電化製品
- もらったCD
- DIYで使った材料の余り
そして、娘にこんなことを聞いてみました。
「もし今、私が突然いなくなって、この家を片付けるとしたら何が困る?」
すると娘は、
「この家は何とか処分の段取りはできそう。でも、ベランダに置きっぱなしの壊れた木のフェンスは困るかな」
と言いました。
確かにその通りでした。
壊れたから処分しようと思いながら、
大きいし、粗大ゴミだし、手続きも面倒で、ベランダに置いたまま。
そして、存在すら忘れていました。
放置された家を見ていると感じるのは、
「モノが多い」ことよりも、
“処分できずに止まっているモノ” が積み重なっていることです。
まだ使えるかもしれない。
いつかやろう。
時間がある時に。
そう思っているうちに、
年月が過ぎていく。
だから最近は、
「自分が亡くなった後、片付ける人は何に困るだろう?」
という視点で家を見るのも大事だと思っています。
家族に聞いてみるのも、一つの方法かもしれません。
自分では気づいていなかった「放置」が見えてくることがあります。
片付けは、ただ捨てることではなく、
残される人への思いやりでもあるのかもしれません。


