番組を見て少し辛口に思ったこと
こんにちは、まるぶん不動産です。
NHKの番組で、韓国・ソウル、江南(カンナム)にある「ソウル最後のスラム街」と呼ばれる地域の特集を見ました。
2026年の今、あの華やかな江南のすぐそばに、そんな場所がまだ残っていることに驚きました。
まるぶん不動産も韓国には7回ほど行ったことがあります。
初めて行ったのは今から28年ほど前、1998年ごろ。
その頃はまだ、雑然とした古い街並みも多く、「こういう韓国らしさ」が残っていたように思います。
でも2023年に行った時は、もう完全に別世界でした。
高層ビル、整った街並み、洗練された空気。
正直、「日本より勢いがあるな」と感じたほどです。
だからこそ、そのすぐ近くにスラム街が残っている現実に違和感がありました。
行政はちゃんと提案している
番組では、再開発に伴って住民に立ち退きをお願いしていました。
しかも、行政側は今より家賃が6分の1ほどの住まいを紹介していました。
それを見て、私は正直こう思いました。
「いや、それなら行った方がいいでしょう。」
そのスラム街はかなり衛生的に悪いところです。
もちろん長年住んだ場所への愛着はある。
近所付き合いもある。
思い出もある。
それは分かります。
でも、衛生状態も悪く、災害の危険もあり、
生活環境として決して良いとは言えない場所に、
意地のように住み続けることが本当に幸せなのか。
そこは少し冷静に考えた方がいいと思いました。
“かわいそう”だけでは前に進まない
不動産の仕事をしていると、
古い家を解体して土地を売る場面に出会います。
その時によくあるのが、
「ここを離れたくない」
という気持ちです。
長年住んでいるし、高齢になってきてるので
気持ちはよく分かります。
でも、その感情だけで止まってしまうと、
家はどんどん傷み、(自分では修理できない、お金もかけられない)
周囲にも迷惑をかけ、(外にまで、ゴミを放置している、悪臭もある)
結果的にもっと大変になることも多い。(火災も起きやすい、犯罪もあるかも)
空き家問題もまさにそうです。
誰かが決断しないと、何も変わらない。
感情に寄り添うことは大事ですが、“かわいそう”だけでは現実は改善しません。
モノが多いのは、やっぱり問題
映像を見て一番気になったのは、とにかくモノが多いことでした。
家の中だけではなく、屋根の上にも服や荷物が積み上がっている。
ソウルは極寒なので断熱材がわりに使っているんだろうか
鉄くずを集めて売る仕事をしている人も多く、
それが生活の糧になっているのは理解できます。
でも、やはりモノが増えすぎると、人の暮らしは苦しくなります。
掃除ができない。
衛生が悪くなる。
火事の危険も増える。
心まで重たくなる。
貧困だから仕方ない、では終わらない問題です。
むしろ、貧困だからこそ、
余計に整理が必要だと思うのです。
まとめ
私は片付けを勧める仕事をしています。
だからこそ思うのは、
「今のままでいたい」
という気持ちは、時に人生を止めてしまうということです。
場所も、モノも、人間関係も。
執着しすぎると、新しい流れが入ってこない。
もちろん無理やり捨てろとは言いません。
でも、本当にそれは必要なのか。
本当にそこに住み続けるべきなのか。
そこは、一度ちゃんと考えた方がいい。
住み慣れた場所を離れるのは寂しい。
でも、人生は前に進むものです。
その一歩を止めてしまうのは、
案外「思い出」や「もったいない」という気持ちなのかもしれません。
少し辛口ですが、私はそう思いました。

